藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第15章 ♡Story62♡ 誕生日会
太輔side
TGCが無事に幕を閉じたが、百合が体調を崩していないか不安だった。
そしてつい先日、裕太くんからあるLINEメッセージが届いた。
『次の百合の誕生日、
盛大なものにしようって
事務所の中でも決まったんです!
それでお知らせしました(*^^)v
陸のほうにもLINEを
送ったので、北山先生達のほうに
呼びかけお願いします!
あ、もちろん
百合には秘密ですよ!?』
誕生日会を盛大なものにしようというものだった。
なので、今日は北山先生達にそのことを伝えた。
「はぁ、今年の誕プレは何にすっかな……」
「あら?お悩みっすか?」
「まぁ……」
「去年はネックレスと香水でしょ?
今年は……何がいいかねぇ…(苦笑)
多分、他のタレントさんも呼ぶと思いますから……
インパクトあるものにしないとね!」
「インパクトって……(汗)」
「つまり、サプライズですか?」
「ですです♪横尾先生、何かいい案あります?」
「きゅ、急に僕に振らないでくださいよ(苦笑)
でも百合ちゃん、藤ヶ谷先生が考えたものだったらなんでも喜ぶと思います?」
「……指、輪?」
「「指輪?」」
「指輪って、まさかの……婚約指輪?」
小夜はちょっと頬を赤らめた。
「いや、まさかこの藤ヶ谷先生g.「そうです。」…うぇぇぇ!?」
「い、僕も意外すぎです……」
「俺の助言なしでここまではっきり決めるとは……
一体先生の身の回りで何が起きてるんです?(苦笑)」
「……でも、おかしいですかね?」
「なんでっすか?」
「いや、今つけてるネックレスも似たようなものだし……
婚約指輪買ったらそのうち結婚指輪も買わないといけないし……」
「つまり、指輪が合計3つになるから悩むと?」
「ま、まぁ……」
「最近は、婚約指輪と結婚指輪の重ね付けが定番になってきているんですよ。」
小夜は左手を見せた。薬指には指輪が二重に重ねづけされていた。
「ようは気持ちですから!
そんな小さいこと気にしないで婚約指輪選んできてください!
あ、でも結婚指輪も一緒に下見しておいたほうがいいですよ?見栄えだって大事ですから!」