藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第14章 ♡Story61♡ 甘えたいお年頃
_夕食
_モグモグ「……あ、番組始まる!太輔、テレビつけてー」
「はいはい……」_ピッ
太輔はテレビの電源をつけ、番組がやるチャンネルに変えた。
こうして特番番組は始まり、まずは白血病の告白についてだった。
その次は今までの活動をVTRにまとめたもの、そして最後は…
『……では、これが最後の告白となります。
もうひとつの……引退理由をお願いします。』
『はい……』
「……。」
(ここで俺の事を言うのか……)
『また、私情が絡んでくるんですけど……実は、
前々からお付き合いしている人がいるんです。』
『っお付き合い!?』
つまり……恋人が居ると……?』
『……はい。』
『まさか、藤城柊さん……?』
「未だ藤城くんとの噂もあるのか?」
「かもねー(苦笑)
まぁ当然、何もないけどね。」
『前々から言ってるように全くの嘘です。
確かに、親しくさせていただきましたがあくまでそれは友人としてです。
柊さんが、私に色々と気を使ってくださったんです。でも、
今思えばそう思われてもおかしくありませんでしたからね……ですが、
お付き合いしているという事実は全くありません。』
『その、現在お付き合いしているという人は芸能人の方ですか?』
『いえ、一般の方です。
……もっと詳しく話したほうがいいですか?(苦笑)』
『できるなら、そのほうが嬉しいですね(笑)』
「おい、お前まさか……」
「さすがに太輔が思ってるようなことは言わないから(笑)」