藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第13章 ♡Story60♡ カミングアウト
百合が確実に卒アルを見たと確信した太輔。
「……まさか、手紙まで読んでねぇよな(苦笑)」
「すぅ…すぅ…すぅ…」
「はぁ、まぁいいか……ってか、どうすっかな……
隣で寝ようにもど真ん中にいられちゃなぁ……しゃあねぇ、」
太輔は百合を起こさないようそっと横に移動させ
隣に寄り添う形で布団の中に入った。
「ん、んぅ……」_ゴロンッ
百合は身体を太輔に向ける感じに寝返りを打った。
「……お前、起きてんのか?(苦笑)」
「すぅ…すぅ…すぅ…」
「ったく……(微笑)」
太輔は寝返りを打った百合を引き寄せるように抱き寄せた。
「百合……愛してる、大好きだよ……」_チュッ…
太輔はそのまま百合の唇にキスをした。
「おやすみ……」
電気を消すと、太輔はそのまま眠りに就いた。
_翌朝
先に目を覚ましたのは…
「んぅぅ……やば、太輔のベッド占領しちゃ…った!?」
「……。」
「っ太輔……」
百合だった。
そして百合は太輔に抱きしめられている形で目を覚ましていた。
「っ……添い寝ならまだしも、抱きついているとは……」
(また酔ったのかなぁ…汗)
「……ん?起きたのか、お前にしちゃ……早いな。」
「っ太輔……」
太輔も目を覚ましたが、特に百合を離すことはせず
そのままの状態で抱きしめていた。
「どうした?」
「……昨日の朝のキスといい今日といい……どうしたの?(苦笑)
いつもの太輔じゃなくて怖いんだけど……」
「俺は俺だし……」
「……まだ酔ってる?(苦笑)」
「だーかーら、酔ってねぇよ。
まだ時間あるし、もう少しこうしてたい……」
太輔は百合を再び引き寄せた。
「っ……」
「……好き、」
「え、ちょ太輔マジでd._チュッ…っ!?」
いきなりキスをした太輔に驚く百合、
百合は顔を真っ赤に染め上げた。
「……もっと、いちゃつきたい……」
「っ太輔、まだ酔ってるでsy.「だから酔ってねぇよ…」