藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第11章 ♡Story58♡ 本音
しばらく話し込み…
「そろそろ帰らなくて大丈夫?」
「もうそんな時間だな……帰るか。」
「お前も明日の支度とかあるだろうからな……身体、
充分休めておけよ。」
「ありがとう太輔。
じゃあ和真くん、学校で会うのは明後日だと思うから。」
「わかった。その頃には……志村と一ノ瀬も落ち着いてると思う。」
「だといいんだけどね(苦笑)」
「万が一の場合は、オレが守ってやるから……」
「……。」
「そりゃどーも(笑)
でも徹平さんと問題起こさないでよ?」
「どーだかな。」
「もうっ!」
百合side
血液検査が終わったあと、しばらく和真くんを中心に話し込んだ。
その間、太輔はちょっと浮かない顔してた……やっぱり、
和真くんの事良く思ってないのかな……
そう思うと、ちょっと悲しいかも……それに、
私が起きる前……何が起きたのかが気になる……
太輔は元不良だって言うけど、そう簡単に手を出さないし……
そんな太輔が、和真くんの胸ぐらを掴んでいたのかが不思議でたまらない……
二人に、何かあったのかな……?
……明日、帰ったら太輔に理由聞いてみよ……
「じゃあ、帰るからな。」
「うん!明日ね。」
「あぁ……」
こうしてふたりは帰っていった。
「……さて、明日の支度の続きしなきゃな。」
百合は荷物の整理を始めるのだった。