藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第9章 ♡Story56♡ 生への選択
_翌日の朝
「はぁ……病院食じゃなくてもっと別のご飯食べたいなぁ(苦笑)」
百合は朝食を取っているところだった。
百合が食事を取っていると…
_こんこん「百合、入るぞー。」
「あ、お兄ちゃん!どうぞー」
朝早くやってきたのは裕太だった。
「どうだ?今日の調子は。」
「うん、まぁまぁってとこ!
お兄ちゃんはどうしたの?」
「午後まで特に仕事がないから来たんだ。
病院で一人じゃ、退屈だろ?」
「だね(苦笑)
お母さんは来るの?」
「時間ができたら来るって言ってたよ。父さんは、あいにく仕事の都合がな(苦笑)」
「しょうがないよ!」
「あと、そういやさ……」
「なに?」
「昨日母さんから聞いたんだけど、治療をするかしないかって話……」
「あぁ……そのことか!
うん!もう決まったよ!昨日櫻井先生が来てくれて、ヒントくれたから……
ちゃんと答えが出たよ!」
「っ百合は……どう、するんだ……?」
「私はね……治療や延命治療を……
“受けない”ことに、決めたの。」