藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第8章 ♡Story55♡ 思い出話
最初は穏やかなものだったが、突然辺りが暗くなった。
『気をつけろ……気をつけろ……』
「うわっ!」
和真は思わず体を縮こませた。
「和真くん?どうしたの?」
「やっぱり怖いよ……」
若干涙目の和真。
「ちょっと情けないよ和真くん!
お兄ちゃんは…「ぅ、うぅぅ……」お兄ちゃんも!?」
なぜか裕太まで……
その頃後ろの大人たちは……
「ここが怖いのかしらねぇ……」
「いきなり雰囲気が変わるからじゃないか?
確か、裕太は暗いところ……」
「あの子だってもう大きいのよ?年相応になってくれないと困るわ。」
「だと、いいんだけどな……お、そろそろじゃないか?
大砲のポイント。」
「甘いの来るかしらね~」
そして甘い香りが放たれる大砲は子供たちの前ではなく有希子達の前に現れた(笑)
「あら!ラッキーだわぁ♪」
「子供たちに譲っておきたいようも気がするが……」
「お兄ちゃん情けなすぎ!和真くんもしっかりしてよ!」
「あの様子じゃ、大砲どころじゃないな(汗)」
こうして子供たちには苦い思い出となってしまったのだった。
「ハニーハント、そんなに怖いかね?
来海なんて、きゃっきゃしそうだけど……」
「さぁ……(苦笑)」
(裕太くんはまだしも、九条が……汗)←
「九条くん、今でも怖い?ハニーハント(笑)」
「っばーか!っんなわけねぇだろ!」
「ホントかよぉ?泣き虫和真くん(笑)」
「てんめぇ殺すぞスケベ!(睨)」
「……。」
「おばさん、話を続けてください。」
「あ、はい……」
「「「お前が一番聞き入ってんな立花(くん/さん)!」」」
意外にも話に夢中になる団司だった。