藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第8章 ♡Story55♡ 思い出話
「家族旅行って、どこに行ったんですか!?」
「美香ちゃんテンション高すぎ(笑)」
「だってすっごい気になるじゃないですか徹平さん!」
「ふふ、ディズニーランドよ。
百合達二人もそうだけど、裕太まであんなにテンション上げてたわね(笑)」
「やっぱ夢の国ですかぁ♪」
「でも途中、百合と和真くんが迷子になっちゃってね(汗)
あの時はみんなして焦ったわ……」
「ディズニーで迷子ってかなりやばいじゃん(苦笑)」
宏光は苦笑いをした。
_9年前
「ほら、もう少しで着くぞー。」
「「「うわぁ……」」」
百合達玉森家と和真達九条家は裕志の車でディズニーリゾートに向かっていた。
そして百合、和真、裕太の3人は車の窓からシンデレラ城を
口をぽかんと開け見上げていた。
「百合!オーロラ姫に会いたーい!」
「僕はピーターパンがいい!」
「……チップとデール……」
「キャラクター達に会えるといいわね(笑)
遭遇したら写真撮ってもらいましょ♪」
「有希子、お前までテンション上げてどうする(笑)」
「大人だってはしゃいじゃっていいじゃない♪
ねぇ和衣さん(笑)」
「そうよ♪」
「こりゃあ先が思いやられそうですな隆也さん……」
「ですな(苦笑)」
そしてディズニーランドに着いた一行、百合はあちこちをかけ回っていた。
「こら百合!迷子になっちゃうから走っちゃダメよ!」
「だって早くお姫様に会いたいんだもーん!」
「今回は泊りがけで2泊3日なんだから、慌てなくても大丈夫よ。」
有希子は百合の手を掴んだ。
「むぅ……あ!あそこにミッキーとミニーがいる!
和真くんお兄ちゃん行こ!」
「「うん!」」
「ちょっと百合!裕太!和真くん!」
再び有希子のもとを離れ走り出す百合、
ほかの二人もあとに続くように走っていった。
「はっはっはっ(笑)
まぁせっかく来たんだ、無理もないさ。」
「……それもそうね(苦笑)」