藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第8章 ♡Story55♡ 思い出話
「どうもですって……肝心の百合ちゃん寝てますね(苦笑)」
「ちょっと百合、さっき暴れちゃってね(苦笑)
それで今、精神安定剤を打たれて眠っているところなのよ。」
「あ、暴れた!?」
「き・た・や・ま先生、ここは病院です。」
「ご、ごめんちゃい……(´・ω・`)」
「っ暴れたって、どういう……」
太輔は急いで百合が眠っているベッド近くに歩み寄った。
「……実は、癌が再発していたの。」
「「っ!?」」
「っ癌って……本当、本当に百合は……」
「今日、診断結果を知らされてから精神が不安定になってしまって……
今は綺麗に片付いているけど、ついさっきまではね、
花瓶とかの破片だらけだったのよ……」
「っ……」
太輔はすっかり言葉を失っていた。
「っそれだけ、ショックを受けたんですね……」
「えぇ……目を覚ますのは、あと1時間くらいと言っていたわ。
目を覚ます頃には、落ち着いて話ができるはずよ。」
「そうですか……」
(百合……)
太輔は眠っている百合に目を向けた。
「そう言えば団司くん達は、結構前に来てたの?」
「そこそこ前に。本当だったら陸と玲もいたんですけど……」
「なんか強制的に部活の先輩に呼ばれちゃって(笑)」
「あらら(苦笑)」
「……。」
「……どうせだったら、また昔ばなしでもしましょうかね!」
「「昔ばなし?」」
口を揃える宏光と渉。
「さっき、百合と九条くんの
昔ばなし(仲良しエピソード)をきいていたんですよ!」
「へぇ……おもしろそ!」
(藤ヶ谷先生は、大丈夫かねぇw)←
「今度は……私たち家族と和真くん達家族で行った
家族旅行の話でもしましょうかね……」
「家族ぐるみの付き合いまであったんですか(笑)」
(嫉妬……大丈夫だろうか……)←
「……北山先生?(黒笑)」
「っ!?
な、何もないっすよ(汗)」
(横尾先生になんか見透かされてるような気がする!)