藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第8章 ♡Story55♡ 思い出話
お風呂に連れて行かれた二人、
百合と和真は裕太に頭を洗われていた。
ちなみに有希子は子供達のためにお菓子を作っていた。
_お風呂
「百合自分でできるもーん!!」
「洗い残しができるからだーめ!
ほら、おててで目をふさいで?」
「ぶぅぅ……」
渋々両手で顔を塞ぎ下に向く百合。
「百合の洗い流し終わったら和真くんね。」
「はーい。」
「和真くんは百合と違ってお利口さんだな(笑)」
「百合だってお利口さんだもん!」
「はいはい、いいから動かないの!」
「ぬぅぅ……」
_5分後
次は体を洗うはずが、ふたりはおもちゃで遊び始めた。
「おもちゃで遊ばないの!
先に体洗うの!!」
「……はーい。」
「やだっ!」←
少しの間を空け返事をする和真と即拒否をする百合。
「ダメ!」
「まだ遊ぶのっ!」
兄妹が口喧嘩をしている間に体を洗い始める和真。
「……百合はもうちょい和真くんを見習ったほうがいいぞー?」
「……。」
そしてようやく体を洗う気になった百合だった。
それからさらに時間は経ち、髪を乾かし終わった3人はリビングに向かった。
ちなみに汚れた服は洗濯、和真は裕太が小さい頃に来ていた服を着ている。
「はぁ……」
「クッキーだぁ!♥」
「クッキーだぁ!」
テーブルにはお母さん特製の出来立てクッキーが置かれていた。
百合と和真はクッキーを見るなり目を輝かせた。
「お疲れ様(苦笑)」
「もうやだぁ!(涙)」←
ふたり分の世話は大変だったらしい……。
ちなみにクッキーは百合達の大好物である。
「クッキーが焼きあがってるわ。仲良くみんなで食べなさい(微笑)」
「「「はーい!」」」
_パクッ「……お母さんのクッキー好き!」
一番最初に手をつけたのは百合、食べるなり頬を染める。
「ふふ、ありがと(微笑)」