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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第7章 ♡Story54♡ 病気…?


陸side


「百合、大丈夫かな?」



「アイツのことだから、ピンピンしてんだろ(笑)」



俺らは軽く手土産を持ち百合がいるという病室に向かっていた。



「百合ちゃんの病室は408号室だっけ?」



「410号室だ(怒)」



「ばーか。」



「っんだと!?」



「二人共、ここ病院っすから(苦笑)」
(徹平さんと九条、相変わらずだなぁ…汗)



あのふたりは一向に仲良くなりそうじゃなかった……



「ふんっ」



「ぬぅぅぅぅ……」



仲良くなる日が来ればいいんだけどな(苦笑)



「410……あ、あそこだな!」



俺らが病室に向かおうとしたとき……























「嘘よっ!!!!」



ガッシャーンッ!!



「っ百合!!」







「「「っ!?」」」



突然百合の叫び声と花瓶のようなものが割れる音が



410号室から聞こえてきた。



そのあとに裕太さんの声も聞こえてきて……



「っ一体、何が……」








「そんな診断結果なんて嘘に決まってるじゃんっ!!」



「俺だって信じたくねぇよ!!でも!……っでも!
これが現実なんだよ!!!」



「百合落ち着きなさい!
まだ助からないと決まったわけじゃないのよ!?」



「もう死ぬようなものじゃない!!
癌が再発したんだよ!?あの時の先生だって、
再発したら1年持つのがやっとって言ってたじゃない!!!」






「「「っ……!?」」」



癌の……再発?



っんなの、嘘に決まってるじゃんかよ……



なんで、なんで今更……!!



俺はショックのあまり言葉を失ってしまった。



そして百合達の口論は続いていた……。







「嘘だ嘘だ嘘だ!!!
こんなの夢に決まってるっ!!!」




_ガシャンガシャンガシャンっ!



「っ百合止めなさいっ!!」



「物に当たっても何の意味ねぇだろ!!」



「っぅ……もう嫌……!!」






「っ百合……」



「……ったく、あの野郎……。」



「っ九条……?」









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