藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第7章 ♡Story54♡ 病気…?
「……ったく、あの野郎……。」
「っ九条……?」
和真は百合達がいる病室に病室に入っていった。
「っなんでこんな大事な時期に再発なんてするのよ!!」_ガシャンっ!
再びモノへ当たる百合。
「っ百合落ち着k.「っバカ!お前何してんだよ!」_グイッ!…っちょ誰!?」
「っ……!九条君!?」
病室に入ってきた和真、和真は百合の腕を掴んだ。
百合は驚いた様子で和真を見上げる。
「おい!少しは落ち着けよ!」
「っ九条君には関係ない!」
「関係なくねぇ!モノに当たっても意味ねぇだろ!」
「っ……」
「家族でもクラスメートでも、迷惑かけるんじゃねぇよ!!」
「っるっさい!こっちの気も知らないくせに!!
わかったようなこと言わないでよ!!」
目に涙を浮かべながら声を荒げる百合。
「うるさいのはお前だろ!!」
口論を繰り広げる百合と和真、荒れている病室には看護師が数人入ってきた。
「っどうなされたんですか!?」
「っ看護師さん!っ百合が診断結果に戸惑いを隠せないみたいで、っそれで……」
状況を説明する裕太。
「っ伊野尾さん!早く薮先生を呼んできて!
っあと!精神安定剤も持ってきなさい!」
「あ、はい!」
伊野尾と言われた若い男性の看護師は急いで病室を出ていった。
「っいい加減暴れんなよ!!」
未だ抵抗する百合を押さえる和真、
看護師も百合を押さえ込むように肩を掴んでいた。
「っ落ち着いてください!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「っ阿部さん!先生をお連れしました!」
「っ先生!」
「状況は伊野尾に聞きました、早くベッドに寝かせてください。」
「っはい!っ玉森さん……」
「いや……いや……いや……死ぬのは嫌だ…嫌だよ……!」
「っ百合……」
情緒不安定な百合を不安そうに見る陸達……
そして百合は無理やりベッドに寝かされ両腕を押さえつけられた……。