藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第7章 ♡Story54♡ 病気…?
_光咲病院
「……。」
あれから数時間、
病院に運ばれた百合はベッドに横たわりながら点滴を打たれていた。
「っ百合ちゃん……」
柊は百合の手を祈るように握り締めていた……。
涼介は百合を診断した医師に病状のことなどの話を聞いている最中だ。
涼介side
「……先生、百合ちゃんが突然倒れた原因はなんですか?
ただの、疲れやストレスから来たものですよね?」
「それも、あるかもしれません……」
「それも?それもって、どういう意味ですか……?」
「血液検査を、した結果なんですけが……
赤血球が異常に減少していました。
今日倒れたのは、赤血球の急激な減少による貧血です。」
「っ異常な……?」
「はい、それで我々の方でさらに詳しい検査したいと思います。
これは……ただの貧血とは、違うと思うので……」
「っ……(まさか…まさかな……)
っ先生、こんなこと……言いたくも思いたくもないんですけど、
百合ちゃんは5年前に白血病を患っていました。
それで……まさかガンが再発したっていうことは……」
「十分に、可能性はあります……もしかしたら、
既に浸潤してる可能性があります。」