第6章 ♡Story５３♡　ふたりの距離

＿翌朝


「おはよう百合ちゃん！
昨日何もされなかったよな！？」



「おめぇじゃあるまいしあるわけねぇだろ。
昨日は、何か問題起きたりしたか？」



「お、起きたっいうか......(汗)」



「偶然俺がその場に鉢合わせた。」



「......なんでぇぇ！？」



「......おい、ちゃんとLINE送ったんだろ？」



「送りましたよ(苦笑)」



「じゃあ、なんで...「俺が気づかなかった(苦笑)」...ああ......」←



「なんで気づかないんっすか(汗)」



「電源切ってたんだよ(苦笑)
......それより学k.「さり気なく逃げてるっすよ。」←......」



「はははは(苦笑)
じゃあ行ってきまーす」



「あぁ。」



百合達はいつもどおり登校、太輔もうちを出た。











「......。」
(また、九条と会わなければいいけど......汗)



近くに住んでいる和真、和真と鉢合わせる可能性は十分にあった。



「......。」



「......げっ(苦笑)」←



前からまた見覚えのある人物、太輔は思わず表情を引きつらせた。



「......アンタ、昨日の......」



「っ九条君、だったね......」



「そうだけど......」



和真だった。



ふたりは立ち止まりお互いの顔を見ていた。



「......。」



「......お前、アイツが芸能人だってこと知っておきながら部屋に出入りしてんのか？」



「ったまに、だけだ......そんな頻繁に年頃の女の部屋になんか入らねぇよ......」
(ってかお前呼びかよ......汗)



「男が未成年のうちに頻繁に入ってたらヤバイだろ。」



「っそうだな......(苦笑)」
(やっぱり毒舌か、コイツ......)



「アイツ無自覚なとこ多いから、襲う気になればいつでも襲えんだろ？」



「っいきなりなんだよ......(汗)」



「......別に、一応アイツとは、昔馴染みでもなかったりするから......
少しは心配してんだよ......だから、


アイツ泣かしたりなんかしたら、ただじゃおかねぇから。


俺でも俺なりに心配してんで......」