第12章 ♯11
「今日は付き合わされなかったのかい?」
「うん!研究しなきゃいけないからって逃げてきたんだ」
「毎日リヴァイと訓練していたら君も“人類最強”になれるかもしれないよ?ハンジ」
いたずらっぽくエルヴィンが笑う。
「勘弁してよー。あんな訓練毎日やってたら私いつか死ぬよ。見てよこの傷」
ハンジがシャツを捲るとそこには無数の生傷があった。
「い、痛そうですね・・・」
「でしょー!?対人格闘術という名のストレス発散だからね!奴の!!」
「まぁリヴァイも責任をどう果たしたら良いか考えあぐねているんだろう」
「それも分かんなくないけどさっ、私痛いよ!」
「責任?ですか??」