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【医療】Leben 〜ラベンダーの瞳が色づく時〜

第4章 オペ


オペ室に入ると、すかさず院長達も見学スペースへと移動する。


『何度も言うが、大事な娘だ。

絶対に死なせるんじゃないぞ』


スピーカー越しに告げる。


「煩い。

ねぇ、それ切って」


「え、宜しいんですか?」


唯一私に好感を持っている看護師長が驚く。


「気が散るから」


「分かりました」


言われた通り、スピーカーをオフにした。


「じゃあ始めるから。

メス」


「はい」


気持ちを切り替え、オペを開始した。














「終了」


「お疲れ様です、霜月先生」


「片づけお願い」


黙礼だけして、オペ室を去る。
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