【ナカノヒトゲノム】審神者はゲーム実況者でした【実況中】
第1章 プロローグ
『よっしゃー!ナカノヒトゲノムクリア!!』
私、“藤咲シオン”です。“山城国(ヤマシロノクニ)”にある“本丸(ホンマル)”の“審神者(サニワ)”です。
……っと言っても、わからない人の方が多いでしょうか…?
順番に説明しますね。
ます“山城国”とは、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つで畿内に属している。
“やましろ”は、古くは“山代”と記され、7世紀に“山背国”という表記で国が建てられた。
この名称は、平城京から見て“奈良山のうしろ”にあたる地域であることから来ていると云われている。
現代でいう、京都府南部に位置しているのよ。
次に、“本丸”。
“本丸”とは、“審神者”と“刀剣男士(トウケンダンシ)”が暮らしている家。
昔の日本にありそうな家ね。
そして“審神者”。
“審神者”とは、物に眠る想いや心を目覚めさせ力を引き出す能力を持つ人の事。
時の政府からの依頼で、過去へ干渉し歴史改変を目論む“歴史修正主義者”に対抗すべく、各国にある本丸に派遣されるの。
最後に“刀剣男士”。
“刀剣男士”とは、刀剣より生み出された付喪神の事。
神様だから、神隠しとかもあるんだけど、霊力の強い人はそれを防げるの。
私もその一人なんだ。
神隠しの条件?として、真名を知ってなきゃいけないんだけど、ほとんどの人を審神者名を使って生活している。
真名とは本名のことで、審神者名とはいわば偽名ね。
まぁ、私の本丸の刀剣達は、そんなことしないし、私は元から大丈夫だし。
………っと、これくらいで良いかな?
他にも色々あるんだけど、一気には覚えられないしね。