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灰色の涙(ジョジョ)

第4章 愛言葉


深い溜め息を吐きながらテーブル越しに居るDIO様を見詰める、その視線に気が付いたのか私の方を見るが目を反らす。

気不味すぎる空気に私は食事を余り手を付けないでその部屋から下がった。

嫌だな…、こんな時にどうやったら上手く気持ちを伝えられるのか私は解らない。

こんな時にあの人が居たら頼れるのに…、言葉に出来るのに…、そんな事を考えていても仕方が無いと言う事は解っているがやはり思ってしまうのが人間の性と言うものだ。

「はぁ…、もう此処から居なくなってしまった方が良いのかしら…何か嫌なものが近付いて来ている様にも感じられるし…」

部屋に居るシャンを抱き上げて綺麗な毛並みを撫で上げるが心が落ち着かない。

「何でDIO様は私みたいな人間を選ぶんだろ…、私以外にも綺麗な女性が沢山居るのを見掛けるもの…あの方は馬鹿なのかしら」

「人を馬鹿扱いするなど失礼にも程があるぞ」

声がした方へと振り向くと、其処には不機嫌極まりないDIO様が堂々と立っていた。

「…何故、貴方はそこまで平気そうに居られるのですか、能天気だからですか…」

「平気なじゃあ無いに決まっているだろう…、癒芽は私の事を嫌いなのか」

急にそんな事を聞かれても困るに決まっているでしょう。
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