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灰色の涙(ジョジョ)

第3章 反対言葉


鬱陶しいわ。

こんな時に居眠りなんてしやがって。

さっさと起きて下さらないかしら。

こっちは痛みに耐えていると言うのに。

「チッ…本当に最悪だわ」

凭れられているから動けないじゃあない。

「DIO様…、DIO様DIO様DIO様……」

狂った様に連呼し続ける。

痛いっ…

皮膚が爛れてきた……

痛い…

DIO様……

起きて下さいよ…

もうヤバいです、限界です…

蹴り起こそうかな……

そんな事まで考えていると、DIO様がピクリと微かに動く。

起きて下さったのかしら…?

「……ゆ…め…?」

寝惚けているの…?

いつもの色っぽいDIO様の声では無く、優しく甘ったるい子供の様な声。

「癒芽…、このDIOを呼んだか…?」

ふにゃっと微笑んで優しく腰に手を回してくる。

「ちょっ…、DIO様」

「今は…そんな事をしている時では無いのですよ」

「ん…?」

「何故なのだ…?」

頭上にクエスチョンマークを浮かばし、首を傾げる。

その光景を見て苛立ちが増したので火傷を負った手を差し出して見せ付けた。

「あの犬に電流を流されました」

「手当てを手伝って下さいませ」

機嫌の悪さが伝わったのか、腰を上げて私専用の救急箱を持ってきた。

専用と言っても、怪我をするのが私位だからそんな名前が付いているのだけれど。
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