第3章 反対言葉
~恵那 癒芽~
ほ、本当に寝てしまわれたの…?
無防備な方ね…
……ーこんな事をしていて…
私は良いのかしら……
早く…DIO様を…殺めなくては成らないのに…
【仲良しゴッコ】なんて…
してる時では無いでしょう……?
油断しているDIO様を
今のうちに
殺れるかしら?
そんな考えが思考回路に巡る。
こんな事を考えても行動に移さなければ意味が無いじゃあない……
馬鹿だわ…
「……DIO様…」
「あの時……何故、私を…?」
「今でも…解りませんの…」
聞こえる筈が無いのに、私はDIO様に問い掛ける。
聞こえないからこそ…
こんな事を言えるのだけれど…
「愛して…下さるのですか…?」
「……こんな私を…」
「役に立たない私等を……」
…変り者なのね。
貴方は
いつもそう。
本当に…変り者だわ…
私だけを取り残して……
連れ去って…
此処に置いてくれてー……
ただの嫌がらせなのか
本当に愛しているのか
解らなく成りますよ…
戸惑ってしまうじゃあないですか…
ちゃんと……
私の事を嫌ってくれなくては
殺りにくいですもの…
だから
私の事を嫌って下さらないと。
……覚悟して下さいね、DIO様。
私は貴方の事を愛した事は
一度も無いのを御存知でしょうー……?