第3章 言葉
しばらくして
「あん!!!!」
そう聞こえて顔を上げたら、すばるが走って来てて
抱きしめられた
あたしは、すばるの腕の中で声を出して泣いた
暗い夜の公園
すばるは急に、自分の体からあたしを離した
ビックリして、すばるの顔を見た
渋谷「おまっ・・・どうしてん!?その顔・・・」
『・・・』
あたしは、顔を伏せた
渋谷「あん・・・?」
すばるは、もう一度あたしを腕の中に入れた
渋谷「帰ろか。な?」
すばるに手を繋がれ、アパートに向かった
歩きながら、すばるを見たら
汗びっしょりやった
『ごめん・・・』
気付いたら、そう声かけてた
立ち止まり、すばるは
「すまん。」
そう言って、また歩き出した