第3章 言葉
ソファーに座ってまったりしてた
渋谷「一緒に住もか!!」
『え?』
渋谷「今月で俺、ここ出るつもりやってん」
『すばる、どこ引っ越すん!?』
渋谷「お前んとこ。」
『えっ?』
渋谷「お前の部屋、まだ借りたばっかやろ?当分お前の部屋で住むから」
『う、うん…』
渋谷「また思たんやろ?イヤ言うたらどうすんねんって。笑」
『そりゃ…だって、今月ってあと2週間やで?』
渋谷「どうにでもなんねん。」
『そ、そうなんや…』
渋谷「お前が、好きやから」
そう言って、キスをした
翌日から、ちょっとずつ手が空いたときに荷物を
あたしの部屋に入れた
半同棲生活をして
月末、完全同棲生活を始めた
朝、すばるよりちょっと早く起きて
お弁当を2つ作って、朝食の用意
すばるを起こして一緒に食べて
見送る
洗濯を干して、あたしも会社に行く
早出の時は、すばるの後ろに乗って会社に行く
仕事が終われば、買い物をして夕食の支度
洗濯物を取り入れて、お風呂を洗い・・・
慌ただしい生活が半月程過ぎた頃
すれ違うようになった
朝起きても、不機嫌なすばる
帰宅しても、不機嫌なすばる
キスすることも減った
あたしも慣れへんことばっかで限界やったんかもしれん
世の中のお母さんて、ほんますごい
ほんまに、そう思った