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【R18】狼彼氏(仮)

第10章 雨上がり


「あ、家ここなのでもう大丈夫です」


「そうですか、分かりました。

ではまた学校で」


「はい」


烈さんと過ごす時間はあっという間に過ぎていった。


なんだか少し、寂しい気持ちになる。


「そんな顔しないでくださいよ。

僕まで離れるのが名残惜しくなっちゃうじゃないですか」


「え、寂しそうな顔してました?」


「はい」


言い切られちゃった。


「うー…恥ずかしいです」


「可愛いですね、やっぱり」


クシャ、と頭を撫でる。
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