第7章 学ばないね
「あ、星夜。
ビデオ鑑賞なら隣に部屋でやって貰える?」
会長の手元を見て告げる烈さん。
よく言ってくださいました!
「めんど…」
嫌々ながらもちゃんと言うことを聞くようだ。
烈さんに対してのみ。
「さて、音が、気にならなくなったことですし仕事を始めましょうか。
僕が休んでいた分、溜まっているでしょうから」
「どうして分かるんですか?」
「生徒会では基本僕が仕事をやつているんですよ。
役員は2名しか居らず、その僕が休むと溜まるのは目に見えているでしょう?」
「あ、確かに…」
この生徒会はほとんど烈さんで回っているようだ。
「溜まるとかそういう単語禁止だそうです。
なんか…そういう気分になるからとかで…」
顔から火が出そうに程暑い。
「はぁ…そうですか」
大して興味なさそう。
振る話題を間違えた…。
完全に変態だと思われた。
どうしよ。