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【R18】狼彼氏(仮)

第4章 気をつけてください


翌日、重い脚を引きずりながら生徒会室に向かう。


「はぁぁぁ………」


「大丈夫ですか?」


「ひゃっ…」


いきなり背後から声をかけられた。


「あ、すみません。

驚かせちゃいましたか」


「い、いえ。大丈夫です」


誰だろう、この人。


サラサラの黒髪に黒縁のメガネ。


背は会長と同じぐらいかな?


細身だけどしっかりした身体。


「どうかしました?」


「え?いや」


身体をジーッと見ていたら不思議そうな顔をされた。


「生徒会役員ですよね?

今年新しく入った」


「はい!

月本美織です、宜しくお願いしますっ」


「僕は櫻井烈です、生徒会副会長をしてます。

あいつのことで何かあったら言ってください」


良い人だ…‼︎


「とりあえず言っときますけど、あいつには気をつけてくださいね」


「え?」


「こちらの話です。

あまり遅れると煩いですから、入りましょう」


「あ、はい」
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