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【R18】狼彼氏(仮)

第17章 余裕なんかねェよ


「っ...美織...」


先端を口に含むだけでも、口内がかなり一杯になる。


ちょっとだけ苦しいし、味も気になるけど...でも嫌じゃない。


「そこまで...しなくて、良い...っ」


先端を含み、舌や唇を動かしていると星夜さんに止められた。


やだ。


私ばっかり気持ち良くして貰うのは、やだ。


止める手を気にすることなく、その行為を続ける。


「あ...ぁ...っ...」


頭を掴んでいたその手は次第に力が弱まっていき、優しく頭を撫でている。


何度も何度も、優しく。


「美織...もう良い。

ダメだ...」


「気持ち良くなかった...?」


甘い声ではなく、低いトーンで言われ、口を止める。


「逆だよ、気持ち良いからダメなんだ。

このままされてたら挿れる前にイッちまうだろ...」


気まずそうに頭を掻いた。


「もう十分だ。

まだしたけりゃ、今度ゆっくりさせてやる。

美織...挿れるぞ」


「...うん」
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