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【R18】狼彼氏(仮)

第2章 鳴けよ


一方の会長は自分の席に戻る。


もう…なんなの?


しばらくして、ベルトを緩める音が聞こえた。


今…シてるのかな?


あの会長が、1人で。


一体どんな顔で、どんな刺激を…。


「見んなよ、ヘンタイ」


肩越しに見ようとした矢先、そう言われた。


「み、見ませんよ」


声は震えてなかった。


まだそんなに気持ち良くないのかな?


それとも我慢してるのか。


我慢だったら勿体ない…せっかく生で男の子の喘ぐ声が聞けると思ったのに。


「興奮してんのバレバレなんだけど?」


「し、てません」


「噛んだら説得力ねェよ。

しかも声裏返ってるし」


悔しい…。


「男の人って声とか出さないんですか?」


「出さん。

大体ヤローが喘いでも気持ち悪いだけだろ」


私は好きだけどな。


「何?声聞きたいの?」


「まぁ…」


「痴女だな」


「そんなことありません」


「別に出そうと思えば出せるけど、面倒」


勿体ない…。
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