第1章 動き始める
「隊長ダメじゃないですかー。
あんなあからさまな顔しちゃ〜…」
「うるせぇ…」
「隊長も、今日はとりあえず休んでください。」
「あぁ…」
…………
部屋に帰ってすぐ、シャワーを浴びた。
(……笑顔は変わらないもんなんだなぁ…)
ガキのが笑った時、そう思った。
「…」
最愛の人の名前を呼び、シャワーを止めた。
部屋着に着替え、ベットに身体を預ける。
顔を横にやり、ベットの横にある写真を手に取った。
写真の中で、俺とが並んで笑っていた。
(懐かしいぜ…)
ふっと笑みがこぼれる。
そのまま俺は眠りにおちた。