第1章 溶解度39.6℃【おそ松】
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お風呂から上がったらおそ松が言った通り着替えが置いてあった。
ズボンは何故か・・・短パン!?
真冬ですけど?
トド松のかな? かわいいパンツだし、ふらふらの中せっかくおそ松が準備してくれたと思ったら着ないわけにはいかない。
居間に戻って炬燵に入れば大丈夫よね?
上の服は見慣れた赤のパーカーだった。
頭にかぶった瞬間ふわっとおそ松の匂いがした。
トクン、トクン
「いい匂い・・・って、私何言ってんだろ!?」
一人で赤面しながらさっさとパーカーにそでを通した。
思ったよりダボダボ。
「・・・おそ松ってこんなに大きかったんだ」
再び赤面する。
今日の私変だよね?
頭をぶんぶんと左右に振って最後に両頬をパンッ!と叩いて居間に向かった。