第2章 君を守る【カラ松】
チョロ松side
ちゃんは気づいていなかったようだけど、僕は一松の表情が一瞬ピクリと動いたのを見逃さなかった。
他の兄弟も気づいているようだった。
あいつ、ちゃんの手に触れやがった!!
しかも、さらっと呼び捨て!
このままでは一松が優勢だ。
ちゃんと会話を・・・
そう思った僕は気になっていたことを聞くことにした。
「ちゃん、今日はどういうきっかけでうちに?」
これは何気に重要なことだ。
カラ松兄さんの彼女だった場合、僕たちの負けは即決定なのだから。
僕の質問に何から話そうかという感じでちゃんは考えているようだった。
カラ松「話せば長くなるんだが・・・」
カラ松兄さんはちゃんがステージから落ちてしまったこと、ちゃんの両親の帰りが遅くなるから自炊しなければならないことを説明してくれた。
チョロ松「へぇ~、大変だったんだね?しかし、自炊だなんてえらいね。いいお嫁さんになれそう。」
「そ、そんな・・・//// ありがとうございます。でも、自炊って言っても簡単なもの作れるだけなんです。」
おそ松「簡単なものだけだって十分だよ~。ねぇねぇ、ちゃん、俺のお嫁さんになってよ~。」
「えっ!!?」
な、なにぃいいいいいい!!!!
チョロ松「おそ松兄さん、何言ってんの。ちゃん困っt」
カラ松「兄貴じゃなく俺の嫁はどうだ?」
と、おそ松兄さんに乗っかってきたカラ松兄さんのセリフにちゃんがひときわ大きく反応した。
「ちょ、え!?か、カカカ、カラ松先輩!?冗談よしてください!」
見えてる肌が全て真っ赤に染まるほどで、口がパクパクしてうまく話せていなかった。
おチ一ト(嘘だろおおおおおおおおおおお!!!)
カラ松兄さんをのぞいてここにいる兄弟全員が確信した。
ちゃんはカラ松兄さんのことが好きなんだ!!
そして、僕たちはその場にへたり込んだ。