第2章 君を守る【カラ松】
トド松side
カラ松「ただいま~」
あ、イッタイ人が返ってきたw
「ちょっと今日、カラ松兄さん帰り遅くない?」
ソファーの上でダラダラと過ごすおそ松兄さんに、思ったことを何気なく問う。
おそ松「ん~?」
聞いてんのか聞いてないのかおそ松兄さんから適当な返事が返ってくる。
ここまではいつも通りだった。
???「おじゃまします////」
がばっっっ!!!!!
突然聞こえてきた恥ずかしがるような女の子の声にぼくは勢いよく起き上がった。
ぼくだけじゃない。
その場にいた全員。
おそ松兄さん、一松兄さん、チョロ松兄さんも聞こえるはずのない声に一斉に起き上がった。
ぼく達は我先にと勢いよく階段を駆け下りた。
そこにいたのはカラ松兄さんと可愛らしい小柄な女の子だった。
おそ松「何何何何!?どーなってんのカラ松?」
カラ松「どう・・・とは?」
みんなの視線が一斉に女の子に集中する。
ぼく達六つ子は六つ子ってだけで結構目立つ。
だからだろうか、まぁまぁモテる。
だけど、モテるところどまりで今までぼく以外の兄弟は彼女どころか女の子を連れてこれたことなんて一度もない。
皆の視線に女の子は真っ赤になって慌ててカラ松兄さんの後ろに隠れた。
か、かわいい!!
今までにないタイプだ。
ぼく達によってくる子たちは大抵遊び慣れしていてミーハー。
ぼく達個人というより兄弟に興味があって近づいて来る子しかいない。
だからこんなうぶな反応なんてしない。
横を見ると兄さんたちも同じことを思っているようで、だらしなく鼻の舌が伸びていた。
皆の視線に気づいたカラ松兄さんは女の子を紹介しだした。
カラ松「演劇部の後輩で、だ。いろいろあって今晩、うちで夕飯を食べていくことになった。
、見てわかるだろうが、マイブラザーだ。」
「は、初めまして」
ちゃんは頬を染めたままちょこんとお辞儀をした。
と、すかさずおそ松兄さんがアプローチ・・・もとい、自己紹介を始めた。
おそ松「俺、長男おそ松!ねーねー、ちゃんって呼んでいい?」
負けてなんかいられない!!
「ぼくは末弟のトド松だよ♪ちゃん、立ち話もなんだしあがってあがって~」