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(HQ) 夏恋色の空

第6章 ● おんなじ空、見上げて



 おなじ夏空に照らされて。

 紡ぐのは、しあわせのおはなし。

 キラキラ、お日さまが輝いて。
 ぐんぐん、気温があがってく。


「孝支くん、こっちこっち!」

「うわやべ、あっちもこっちもおんなしに見える」

「あははっ」


 ぎゅっと繋いだ手。
 駆けていく、景色。

 ふわり私たちをすり抜けていく風が、大空へ舞いあがる。

 惹かれて見上げれば、ほら、そこに。






 夏恋色の空、
   ──あなたと二人。







おんなじ(世界で、愛してる) ● 了
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