第5章 会えない分の愛を
「そういうこと、聞きます?」
「ダメですか?」
手を肩に置いたまま、下を向いた二宮さん、
きっと顔が赤いんですよ。
「貴女に決まっているでしょ?あおさん」
息が止まりそうになりました。
いや、止まった。
でも、このドキドキが
幸せに感じます。
この気持ちは
二宮さんじゃないと味わえないから・・・。
「あおさん」
先に目を閉じたのはどっちでしょう。
顔を離したあと、思いっきり二宮さんに抱きつきました。
幸せすぎて
気持ちが抑えきれなくて
自分がすごいことしてるのはわかってるけど。
二宮さんの腕が、背中に回ってきたとき
二宮さんは私のキャラをわかってくれたのでしょうか。