第4章 付き合うということ
長い長い時は進んで、
六時半、もう病院の前に来ています。
あおさん、まだかな。
早く来すぎちゃいましたね。
「寒っ」
車によしかかって、外で待ってるけど、
寒いわ。
「はぁ~」
冷たい手に息をかける。
そんなことしながら、色々想像。
冬のあおさんの私服姿、
もちろん今日はどんな服装かな、
とか。
バカみたいに妄想してたら、あっという間に時はすぎて、
「あ、来た」
走ってくるあおさん発見。
小走りのつもりでしょうが、
「速いなー」
「お待たせしました。二宮さん」
「あおさん」
目の前にいるあおさん。
もう、抑えきれなくて・・・。