第4章 付き合うということ
二宮さんから、会えないかって連絡がきた。
まだ五時半なのに、私、
ドッキドキしてます。
嬉しくて、二宮さんが愛しすぎて。
逢ったばかりだし、私はただの一般人。
だけど、すごい奇跡が降ってきて、
二宮さんの彼女でいる。
二宮さんに、
大切な秘密を
したままだけど・・・。
「今日、どっか行くの?」
「うん。ちょっとね」
「彼氏か!」
「鋭いな~」
同期の友達も、皆彼氏いて、
ちょっと羨ましかった。
「どんな人?」
「どんな人って・・・。うーん。
ちょっと小悪魔だけど、かっこよくて、かわいい人・・・?」
なんか、めちゃくちゃだな。
「ふーん。二宮和也的な?」
「へ?」
そういえば、この子嵐の大ファンだったな。
「うーん、よくわかんない」
「葵テレビ観ないよね~」
「悪かったね」
でも、嵐は知ってたし~。