第4章 付き合うということ

「にのはやっぱりにのだな～」


潤君がにやけながら言ってきた。

もう、最近皆のにやけた顔しか見ていない気がする・・・。



「どういう意味です？」
「だってにの、好きな子にはとことん尽くすタイプでしょ？

　それに、ちょっといじわるなところとか、わかりやすい」
「そんなの、当たり前ですよ。彼女なんだから」











「あ・・・・」

付き合うことになったの、

皆に言ってなかった。



皆、表情が固まってます。



「あの「いつから？」

翔さんの言葉に声が遮られた。


「い、つ、か、ら？」
「あ、この前、ご飯行った日・・・」



そういうとまた静かな空気が流れる。




「黙ってて、はい、すみませんでした」