第4章 付き合うということ
「あ、早速だね」
潤君と翔さんも隣でニヤニヤ。
なんだか、気持ち悪いですよ、あなた方。
『も、もしもし?』
「二宮です」
『どうしました?』
「実は・・・」
横を見ると携帯と私の耳に、自分の耳を当てる潤君と翔さん。
しかもその二人の耳になぜか大野さんと相葉さんが、耳を近づけている。
それ、聞こえんの?
『もしもし?』
「あ、すみません。実は、今日の予定がすごく早く済んで」
『よかったですね』
「そうじゃないでしょ」
『はい?』
よかったですねって、貴女・・・
鈍すぎます。
隣でクスクス笑う四人。
もはやただの邪魔者です。