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第3章 恋人はあなただけ
「え?」
とぼけない。どういう意味かわかってるくせに。
「あおさん」
そう言ってあおさんの額に唇を当てた。
ちょっといやらしく音をたててみたこと・・・気づいてないみたいですね。
「そんなに赤くなる必要ないでしょ」
口をパクパクしている。
こんなに赤面になる人いるんですね。
「そんな調子じゃ、貴女もちませんよ?」
「そ、そんな顔しないで」
「ふふ」
車のドアを開けた。
一度やってみたかったんです。
「お乗りください、あおさん?」
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