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第3章 恋人はあなただけ
『もしもし』
やけに電話に出るのが早いですね。
今日をずっと待っていました。
あおさんとご飯。
「着きましたよ」
『あ、はい。今行きます』
あおさん、すごく照れてますね。
わかりますよ。
電話を切って、一分も経たないうちに、入口からあおさんが出てきた。
なんでそんな慌ててるんですか。
しかも、速いな~。
笑ってしまった。
「あ、二宮さん!」
水色のカーディガンに白のスカート。
なんか、大野さんファンみたいで妬けますね。
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