第14章 短い同居生活
昨日、実家に帰ってお母さんとお父さんに会ってきた。
『ただいま』
『あら、おかえりあお』
『おぉ!おかえり』
夕飯を食べているときに、和也君とのことを話した。
もちろん最初は信じてくれなかったけど
和也君からのナイスタイミングの電話で、信じてくれた。
『結婚は、まだ先なの』
『うんうん。そうね。でも、ゆっくりでいいわよ』
『あぁ。アイドルだからな。同居も悪くないぞ』
「よく信じてくれたね」
「最初は二人とも箸落とすわ、むせるわ大変だったよ」
「そりゃあそうだよ」
部屋の片づけをしながら、昨日のことを知恵ちゃんに話した。
「だけどよかったね」
「うん。言っといたほうがいいと思って」
「いいよ、絶対!」