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第8章 欲しいものは欲しい
あおさんとの出会いは
私の誇りなんです。
あおさんの髪を撫でる度に
香る、いい香り。
「かわいいんだから」
そう呟けば
たちまちあおさんの顔は赤くなる。
まつげが長くて
肌が白い。
小柄なあおさんの
小さな手を握った。
そして、頬に唇を当てる。
また、音をたてて。
あおさんの眉がぴくりと動いてから
目が開いた。
「そろそろさよならですね」
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