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第8章 欲しいものは欲しい
「お邪魔しました」
鞄を手に、玄関であおさんを見送る。
「見られてはまずいので、
一緒には出ない方がいいです」
こういうことにはちゃっかり気づかって。
「本当にありがとうございました」
「楽しかったです。また来なさいね」
「はい」
私的には
毎日一つ屋根のしたでの生活が
来ることを考えているんですけど~。
「では」
鍵を開けるあおさん。
その手がドアノブに行く前に
「わっ!」
もう一度あおさんを抱き締める。
「充電させてください」
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