第7章 過去と未来のお話
「わっ!起きてたんですか」
「ふふっ」
起きれば子供の姿は消えて
男!って感じの和也君になる。
「おはよう、あおさん」
「おはようございます」
私の頭に顎をのせて、
温かい腕の中に包み込んでくれる。
お付き合いはしてるけど・・・
ちゃんとパジャマを着ていた自分にほっとしてます。
「今日は、どこか行きますか?」
「いいえ」
布団に丸まりながら時計を見た。
七時近い時間。
「今日はおうちでのんびりしましょ」
「いいの?」
だって貴方、アイドルですから。
一般人と居てはまずいです。
「いいんです」
「そっか」
優しく笑った和也君。
好き過ぎてます・・・。