第6章 まだまだな二人
隣に立った小柄なあおさん。
今すぐにでも抱きしめたくなる私は
異常でしょうかねぇ。
「休んでなさいって言ったのに」
「いいじゃないですか」
まったく、何を考えているのかわかりません。
いきなりびっくりなこと言ってくるから・・・。
でも、そこが好きだったりして。
「夫婦みたい」
「あ、それ私も思った」
ポツリとつぶやいた言葉に嬉しそうに反応する
あおさん。
「いつか、夫婦になれますかね?」
水で皿を流しながら
ウエディングドレスを着るあおさんを想像してみた。
チラリと隣を見れば
「真っ赤」
「いーえ」
「真っ赤」
「・・・」
愛しのあおさんは
お皿を拭きながら照れてます。