第6章 まだまだな二人
コーヒーを飲みながら
ドラマを観てます。
横には二宮和也君がいるというのに・・・
「あおさん、前のめり過ぎ」
「あ、すみません」
私の後輩が出ているドラマに夢中のあおさん。
この人、私と付き合っているっていう自覚あるんですか?
悔しいから
「CHU・・・」
あおさんの頬にキスをした。
びっくりしてこっちを向くあおさん。
「お仕置き」
「え・・・?」
どんなに綺麗な女優さんが
後輩と共演していても
羨ましいなんて思わない。
あおさんが一番だからね・・・
「わかってないな~絶対」