第6章 まだまだな二人
「いただきます」
「ど、どうぞ」
左手でお箸を持った和也君は
見た目に感想無く、食べ始めました。
ケチャップでにこちゃんマーク描いたのに!
ここはハートのべきだったかな。
和也君の食べる姿にいちいち感動します。
「おい、しいですか?」
「んー」
うそ、おいしくなかったのでしょうか。
「ごめんなさい。ハンバーグ作ったの初めてだから」
ガチャン
前を見ると箸を皿に落として
和也君が目を丸くしてる。
「うそでしょ?」
「本当です」
お恥ずかしい限りで。
「初めてでこの味なの!?」
ん?