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【テニスの王子様】王様と私【跡部景吾裏夢】

第10章 休憩時間


「野薔薇」

名前を呼ぶと目が合う。

「うん?」

鈴の鳴るような声が心地良い。

手元のPCを起動すると、18禁の動画が映し出された。

「は!?」

「あーん?誰だよ、神聖な生徒会室でAV見てた奴は…」

ため息を吐くと野薔薇が動画を横目で観ていた。

前髪を撫でるとびくっと動く。

「こういうのが好きなのか?」

画面の中では3人の男に犯される女がうっとりと喘いでいた。

「ちがっ」

真っ赤な顔で否定するけど、その顔見ると、つい欲情しちまうな。

「…こんな、後ろから跨っても、出来るんだね」

盗み観る様に動画に視線をやる様子が可愛らしく、一緒に画面を覗き込む。

「お前も今朝跨ってただろうが」

「そ、れは…」

思いだしたのか野薔薇はもじもじと自分の毛先を触って照れている。

可愛い奴。

「これは。背面座位」

「はいめん…?」

新しいウィンドゥを開き、文字を打ち込む。

「ほらな」

「うぁ」

見たことのない、如何わしいサイトには『48手』とあった。

「48?」

「体位だな」

「たいい?」

「セックスの体位」

野薔薇が真っ赤な顔をして少し怒ったような顔をした。

「ばか」

チョココロネを押し込まれ「ん」と声が出る。

甘いな…

口からはみ出たチョコクリームを拭おうとティッシュを目で探すと、野薔薇がそれをぺろりと舐め取った。

やられた。クソ、なんだよ、さっきまで真っ赤だったくせに。

でも、まぁ、…悪くない。

「…どれから試す?」

気を取り直して尋ねる。

「え?」

「ほら」

「んっ」

スカートの下に手を入れそのまま下着の隙間から指を入れる。ぬるりと指を伝う愛液。

「こんなになって、今更カマトトぶるのはなしだぜ」

「その言い回し、古い」

「へぇ」

気の強いとこ、良いな、ほんと。

指を奥まで沈める。

「ふぁっ」

熱くて柔らかい、俺様の指を飲み込むように中が少しうねった。

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