• テキストサイズ

レモンスカッシュ【気象系BL】

第4章 ピックアップ御礼!


磁石の日常① written by ぽっぷ


「ねぇ、しょーちゃん」

「何?」

「ねぇ」

「何?」

「ねぇってば」

「だから何だよ!」


チラッとソファーの背もたれ越しに振り向いてみたら、




…ちょっと拗ねた顔の、かず。


「もういいもんっ!」

「ちょっ…」

“ぷいっ”って効果音が一番似合うように、


そっぽを向いたかず。






…やべー超可愛い。





「なぁかずごめんって!」


読んでいた新書をガラスのローテーブルに置いて立ち上がって、

かずの後ろに回り込む。


「どうしたんだよ?」


後ろから抱き締めて、

ちょっと低い声で囁けば、



…ビクッと震える、かずのからだ。



まぁもともと背、俺より低いし?


座高も俺より低いし?


俺の口許に、かずの耳が来るのは、偶然…


じゃないんだけど。




「もう…しょーちゃんなんてキライっ!!」

「あー大好きすぎて困るんだね?」

「キライだもんっ!!」

「好きで好きで堪らないんだ?」



首筋をぺろっと舐めると、

「しょーちゃんなんて、ぁぁっ…」


潤んだ瞳が俺を睨む。



「和也さん、煽ってますか?」



振り向いたかずの顔をガシッと掴んで


少々乱暴にキスをすれば、




とろけてきた顔。



「やっぱり、かずはえっちなんだね…?」



再び恨み言を発しそうな口を塞ぎながら、



今日もふたり、






堕ちていこう。
/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp