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【アイナナ】アイナナ寮と掃除のおばさん。

第16章 環と抜き打ちと掃除*



はい。という事で始まりました。
抜き打ちお部屋訪問。

寮に住んでるアイドルの子達の部屋に抜き打ちで訪問し、掃除するというシステムになっております。
えっ、なんで始まったか?
それはですね……
この間のG事件があったせいですよ!

Gが出るという事はそれだけ部屋が汚いという事。
てな訳で、部屋が汚ければ容赦なく私が全部ゴミ箱に捨てます。

ちなみにこれは紡さんを通して社長さんからの指示なので私にも彼らにも拒否権はありません←白目

余計な仕事が増えたのは癪だがこればっかりは仕方ない。

はい!という訳で、今日掃除する部屋はこちらの環くんの部屋です。
うん。最初から一番ヤバそうなお部屋ですね。

『てな訳でお邪魔しまーす!』

「ん?」

『えっ……』

扉を開けるとお着替え中の環くん。上半身裸ですね。ごふ。
私はそっと扉を閉めた。
ドア越しから「どうしたの?」と環くんが私を心配してくれる声が聞こえる。ううん、どうもしない。どうもしないが……裸はいかん。
一応こんな私でも性別は女なので。
異性の裸をみたら恥ずかしいし、君達アイドルだから顔面偏差値は高いし、免疫のない私にはちょっと刺激が強すぎた。うん。


「おばちゃん?」

私が応答がなく心配してくれたのか部屋から出てきてくれた環くん。
だがしかし、やはり着替え途中な訳で。上半身裸。お願い服を着て。

「どっか、具合悪い?医者呼ぶ?」


熱を計るように私のおでこくっつけてきた。
環くんが近い!!
やはり体引き締まってますね!!って違う!!
アカン!死ぬ!

『ちっ近い!!』

「ん?」

『だから……近いつーの!!💢』

私は思わず環くんの顔面にパンチした。
だが、まさかの止められてしまう。

「あっぶねー。おばちゃん、落ち着けよ。」

『落ち着けねぇーわ!!💢///頼むから服を着てくれ!』

「服……?あぁ。」

環くんは今自分が裸だった事を思い出し、自分の部屋にもどり、いつものネコミミパーカーをきてくれた。

「おばちゃんが、顔真っ赤にしてんのはじめてみた。」

『あのね…環くん。一応これでも女なので恥ずかしければ赤くはなるよ。』

「でも、おばちゃん。アイドルに興味ないじゃん。」

『いや、興味あろーが、なかろーが、異性の裸みれば誰だって恥ずかしくなるし、赤くなるわ💧』
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