第15章 紡と事件と掃除*
さてさて、今日はホクホクな給料日♪
仕事をさっさと終わらせて唐揚げ君と王様プリンでも買って帰りましょう!
「きゃぁぁぁぁぁあ!!!」
食堂からの悲鳴。
この声は紡さん!?
私は掃除機を放り出し食堂に走っていく。
『紡さんどうしたの!?』
「あっ…!さん!」
紡さんは私を見るなり、相当怖い思いをしたのか抱きついてきた。
そこへ遅れてIDOLiSH7のメンバー全員がきた。
おい、お前ら今日全員寮に居んのかよ!!
「どうした!?何があった!」
『わからん!私も今来たから。だけど、紡さん相当怖い思いしたぽっくて……』
私は怖がって泣いてる紡さんの頭を優しく撫でた。
陸くんが優しく紡さんに話しかけた。
「ねぇ、マネジャー。どうしたの?何があったの?」
「で…出たんです、あの人が……。」
「「!!」」
紡さんの言葉に私以外の全員が察したようだ。
あの人って…誰?
もしかして、なんかヤバい人か、なにか?
「そうか……やっぱりここに逃げてたんだね」
「あぁ。俺がこの間風呂場で取り逃がした奴かもしれない。」
大和さん!?この間その人と風呂場であったの!?
警察呼べよ!!みんながうんうんって頷いてるけど誰!?
「俺の、部屋にもいた。きっと、仲間かもしんねぇー。」
えっ!?何!その人環くんの部屋にもいんの!?
「くっワタシもこの間……ここなが殺られました。」
ここな殺られたの!?
『ちょっと、待て!!さっきからみんな紡さんを襲った犯人知ってるみたいだけど誰なのさ!!』
「マネジャー、奴はどこに言ったんですか?」
一織くんが尋ねれば、紡さんは恐る恐るテーブルの下を指指した。
私は紡さんを陸くんに預けてテーブルの下を覗いてみた。