• テキストサイズ

緋寒桜散り行く日陰。☆Free!

第4章 期待の大型新人


「ま、真琴先輩。ぼ、僕…多分期待されるほど…そんな速く泳げないです…。」

私がそういうと、
遙先輩がボソっと口を開いた。


「…速く泳ぐ必要なんてないだろ。気にせず好きに泳げ。」


「…だそうだよ。大丈夫。ただの練習だからリラックスして。」

優しく真琴先輩は背中を撫でてくれた。


…そうだ。別に大会に出るわけじゃないんだし…
リラックス。

リラックス。



でも、やっぱり西島楓の看板はでかすぎるよ…。



私、何でここに来ちゃったんだろう。


あぁ。どうしよう。


頭の中はそれでいっぱいだった。


気がつけばいつの間にか竜ヶ崎も水着になっていた。



「…あれ?竜ヶ崎もやっぱり泳ぐの?」
「泳ぎません!!!!」


何故か怒られた。


/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp